加工方法によるラババンの仕上がりの違い
シルク印刷・デボス加工・エンボス加工
同じデザインでも印象はここまで変わる
ラバーバンドを作るとき、デザインとあわせて考えたいのが加工方法です。加工方法によって値段が変わってくるのはもちろん、仕上がりの印象にも大きく影響します。
細かい印刷なら シルク印刷>デボス>エンボス
同じ文字サイズで比較すると、シルク印刷(平面印刷)ではそのまま再現できているのに比べ、デボス加工(へこみ)・エンボス加工(浮き出し)では文字のつぶれやインクのはみ出しが起きています。
同じイラストを加工方法で比較しました。こちらも、シルク印刷ではそのままのデザインで印刷できますが、デボス加工だと色の境目に“ふちどり”が発生し、エンボス加工ではそもそも多色刷りはできません。
地の色の影響はどうか?
たとえば、黒地に黄色の印刷をする場合。シリコンリストバンド(ラバーバンド)はどうしても本体色の影響を受けるため、下地の黒の影響で黄色がくすんで見えるケースもあります。黒以外にも、紺やこげ茶、深い緑や青など色の濃い本体色も同様で、地の色の影響の出やすさでいうと、シルク印刷>エンボス加工>デボス加工の順となります。
それぞれの特徴
細かい印刷が得意なシルク印刷
加工方法の中で最もベーシックなのがシルク印刷。いわゆる“プリント”ですが、指や爪でこすったりひっかいたりしても色が落ちることはありません。最も安価で発色もよく、細かい線でも再現できます。線の細いイラストや小さな文字、Q Rコードなどを載せたい方には特におすすめです。
デザインが際立つデボス加工は人気の加工方法
デボスとはデザイン部分をへこませ、そこに色を流す加工方法。言い換えれば段差を用いた加工方法のため、別の色が隣り合うときはふちどりのように地の色が間に入ります(写真参照)。
デボス加工はシルク印刷とは違い、金型を彫って作成しています。そのため、そもそも細かさによっては彫れないことがあり、シルク印刷ほどの細かさには対応できません。
また、色ごとにインクを流す作業が発生するため、細かい線がつぶれたり、隣り合う色のはみ出しが見られたり、箇所によってはインクに気泡が入ってしまうこともあるので、文字やイラストが小さかったり、密集したデザインの場合は少し難しい加工方法と言えます。
エンボス加工ではインクの色は一色のみ
エンボスとは、型押しのようにデザイン部分を浮き出させる加工のこと。どこか繊細な立体感があり、根強い人気を誇ります。
エンボス加工の場合、盛り上がったデザイン部分にローラーでインクを載せていくような作業となるため、色入れできるのは一色のみとなります。
また、小さな文字やデザインがインクのはみ出しでつぶれてしまうことがやや多く、デボス加工以上に細かいデザインは苦手とする傾向があります。
デボス・エンボスなら色入れなしのデザインも
デボス加工やエンボス加工の場合、あえて文字色を入れないこともおすすめです。加工による立体感が映えますし、表立っては目立たせず、かつデザインはしっかり視認できるクールなリストバンドになります。
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